新潟大学との垂直2軸型クロスフロー水車に関する共同研究契約の締結
マイクロ水力発電システムの製造販売を手掛けるシーベル株式会社(東京都豊島区、代表取締役社長 西田勇介、以下「当社」)は、
水力発電のランナーの性能解析などに高い知見を有する国立大学法人新潟大学工学部工学科の山縣貴幸准教授の可視化情報研究室と当社の製品である垂直2軸型クロスフロー水車の性能の解析と向上に関する共同研究の契約を締結しました。
■研究内容
垂直2軸型水車の性能評価とそれに基づく製品改良
■研究機関・代表者
・国立大学法人新潟大学工学部工学科可視化情報研究室 准教授 山縣貴幸
・シーベル株式会社 代表取締役 西田勇介
■研究の目的
当社の垂直2軸型クロスフロー水車のさらなる発電効率の向上、メンテナンス性の向上を目的に、現在の水車性能の分析、課題・改善点等を明確にし、マイクロ水力発電市場の新たな顧客の開発、既存の顧客様へのアップデートを目指す。
■研究期間
2025年2月から2026年3月予定
■垂直2軸型クロスフロー水車「STREAM」について
当社の開発した垂直2軸型クロスフロー水車は、低落差に特化したマイクロ水力発電システムで農業用水路や下水処理場などの水処理施設のような開放水路の落差工などに直接設置するタイプの水力発電システムです。縦軸型の水車ランナーを2軸構造とし、低落差の領域での発電に特化したシステムでこれまでマイクロ水力発電の設置が難しかった地点などでの発電を実現できます。本システムは日本国内だけでなく海外の開発途上国の無電化地域の分散型電源にも採用されています。
■シーベル株式会社について
再生可能エネルギーシステムの研究開発、製造販売、水力発電に関するコンサルティング業務、自社による発電事業開発などを行っています。
https://www.seabell.jp/
■新潟大学工学部可視化情報研究室について
レーザーとデジタルカメラを用いた速度計測技術であるParticle image velocimetry (PIV)を中心とした非接触計測技術を駆使して、プラント配管の物質移動現象やエロージョン現象、熱流体の流動現象、流体混合、燃焼、空力騒音、キャビテーションを対象とした研究を行っています。
https://tmfujisv.eng.niigata-u.ac.jp/
本件についてのお問合せ
シーベル株式会社 営業部
info@seabell.jp 03-5860-2408